アストケア

水の重要性 ーその①-

2018年2月3日

【水の重要性 -その①― 】

身体の健康を考える、今からとても重要なことを言います。

それは……

「水はとても重要!!」ということです。



「いや、それ当たり前でしょうが!」

そんなツッコミ声が聞こえてきそうですが、聞いてください。

なぜ改めて“これ”を言うかというと、

うちに来られる痛みや不調を抱えているほとんど方が、水分が不足しているからです。

なかには、「私は意識して飲んでいるのですが…」という方もいらっしゃいますが、身体をチェックしていくと、やはり水分が不足しています。

なぜ水分が不足しやすいのか??

水分が不足しがちになってしまうには、いくつか理由があります。

① 簡単に手に入る「お茶」「コーヒー」

皆さんご存知の通り、コンビニエンスストアや自動販売機が時代と共に非常に普及してきています。

出かけついでに、ついつい便利なので利用してしまいます。

それもあってか、「お茶」や「コーヒー」を水分の代わりとして、日常的の飲む方が多く目につきます。

確かにわかります。

私も、コーヒーを飲むことがあります。

しかしながら、忘れてはいけません。

これらの飲み物は「カフェイン」が多く含まれています。

「カフェイン」は眠気の防止に役立つとして、普段の生活や仕事のお供となっていることが多いですが、その「カフェイン」には忘れてはならない作用があります。

それは「利尿作用」です。

利尿とは、尿の排泄を促す作用をいいます。

言い換えると、半ば強制的に、身体の水分を外へ出してしまいます。

結果として、身体に必要な水分が不足しやすくなってしまいます。

② 感覚が鈍ることで起こる勘違い

皆さん、夏場はのどが渇きやすいのに、冬はあまりのどが渇かないなと感じることはありませんか?

多くの方が一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

これには理由があります。

普段、皆さんが感じる味覚、聴覚、視覚、触覚といった感覚は、急は変化には敏感に反応しやすいですが、ゆっくりとした変化には対応しにくいという特性をもっています。

夏場だとどうでしょう。

外が暑く、動けば動くほど汗が出てきます。

結果として、すぐに神経がそれを感じ取り、「喉が渇いたな」という感覚につながります。

しかし、冬場はどうでしょうか。

基本的には「寒さ」を感じて生活しているので、夏場より急速に水分が身体から抜けていくことはありません。

しかも、湿度が低い時期なので汗として出てもそれを実感しにくい季節となっています。

なかには「水分=冷たいもの」という、なんとなくな認識を持っていることも多いので、冬場は意図的な水分摂取が減る傾向にあります。

でも、冬場だからといって身体の中の水分が保たれている訳ではありません。

必要に応じた水分摂取が必要なのは、夏場も冬場も同様です。

③ 水分摂取とはならないアルコール

アルコールを水分の代わりに生活上の水分摂取としている人も少なくありません。



アルコールに関してもですが、「お茶」や「コーヒー」と同様に利尿作用があります。

またアルコールは体内に入ると、身体に無害なものに分解し処理する必要があります。

そこに、多くの水分が必要になるのです!

なので、むしろより多くの水分摂取をしていかないと、知らぬ間に脱水状態となってしまいます。

少し話が脱線しますが、

アルコールを摂取して入浴するのは本当に危険!

温かさで発汗が促され、アルコールの分解に必要な水分が減少→結果として、体内のアルコール濃度が上がってしまいます。

以前、公共浴場で入浴されている方が救急搬送される場面に何度か遭遇しました。

飲食ができる施設が含まれた公共浴場だったので、どうやら飲酒してから入浴をしたようです。

「ちょっと飲み過ぎたからアルコール抜いてくるはー」と話している入浴へ向かう声も、周囲から聞こえてきます。

せっかく気分もリフレッシュ、そして疲れた身体を癒しに行った浴場ですから、こうなってしまっては本末転倒。

それどころか、ケースによっては取り返しがつかないことにということも十分あり得ます。

なので、アルコールは液体ですが、「水分」として捉えてしまうのはあまりに危険です。

④ 水を飲むことへの抵抗感

来られたお客さんに、水分摂取をすすめるのですが、結果的にすんなりと飲めないという方がいます。

理由は簡単。

今までに水を飲む習慣が乏しいのと、水に味がないということで飲むのに抵抗を感じるからです。

確かに、今までに味のあるものを中心に摂取してきたので、これはうなずけます。

でもだからといって、水を飲まなくていい理由にはまったくなりません!

これに関しては、慣れです。笑

私も最初に水を飲み始めたばかりは、飲み切れず残してばっかりいたことがありました。

すごくよくわかります。

でも習慣的に飲んでいくと確実に慣れます



今までに飲み慣れていないからです。

―その②―へ続く……

お読みいただきありがとうございました。

皆さんのお役に立てることを日々願います。

アストケア 百瀬

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