アストケア

水の重要性 ーその②-

2018年2月6日

【水の重要性 -その②― 】

「水の重要性」に関する続きです。

前回の内容は、「なぜ水分が不足しやすいのか」という話でした。

知らず知らずのうちに、身体の中の水分は不足しやすくなります。

その原因を理解し意識していけば、しっかりと水分を摂取していくことができます。



では、

今回はその続きです。

水分が身体(調子)を維持するのに必要な理由!

① 水分が流れを作る

私たち生き物は、口から入れたもの(食べ物、飲み物、空気)で日々生きていけることは言うまでもありません。

その生き物が健全でいるためには、もちろんですがその元となる源(栄養、水分、酸素)が必要になります。

でも、それは決して摂取しっぱなしではいけません。

必要なものはあくまで必要な分だけ。

不要となったもの、いわゆる老廃物や毒素はきっちりと身体の外へ出す必要があります。

しかし、この老廃物や毒素を排出する働き、

必ずや自然に心配なく起こり得るものではありません。

代表的なものは、例えば便秘です。

本来出すべきものが、自然に出にくくなる代表例です。

「入ったら不要なものは出す」

この、身体にとっての基本的な大原則を作り出すためには、次から次へときちんと送り出す“流れ”が必要です。

その流れを作るものはなにか?

それはもちろん水分です。

皆さんの身近に川はありますか?



いかがでしょう。

川も身体と似ていて、しっかりと水の量があって流れているときは、スムーズに流れます。

ところが、

流れる水の量が少ないとどうでしょう。

流れてきたゴミや汚れが途端に目立つようになります。

それだけ、“流れ”というものは大事であり、それを作り出すのは水分そのものなのです。

② 体調を作る自律神経に関与

皆さん、自律神経というものをご存知でしょうか?

以前より、テレビや本などで取り上げられる機会が増えているので、「知っている」という方も増えてきたと思います。

「〇〇の原因は自律神経かも?」や、

「その原因、実は自律神経が問題かも」

というような感じです。

いかにも、急に自律神経がトピックスとしてあがってきたので、自律神経というものが一つの独立した分野として思われがちです。

ですが、この自律神経。

人が生きていくうえでは絶対に切っても切り離せないものです。

自律神経とは、循環器や呼吸器などすべての機能を調整しているもの。

つまり、痛みや不調の裏には必ず自律神経が関わってきます。

「これは自律神経が原因だ」「これは自律神経が原因じゃない」

というものではありません。

それでは本題です。

では、その自律神経と水分がどういう関係があるのか?です。

人は身体のほとんどが水分でできているのは言うまでもありません。

また自律神経に関しては別で深く触れますが、

この自律神経は、体内の水分の量が少なかったり、もしくは多すぎたりすると、必ず影響を受けます。

長期化すれば尚更です。

つまり、水分摂取が適切でないと、身体をコントロールする自律神経がまともに働くことができないのです。

それだけ水分は健康を維持するうえでは、基本的な柱となるのです。

③ 意識すべき“濃度”

急に理科の実験のような言葉が出てきましたが、お許しください。笑

でも、この“濃度”を理解するのはとても重要です。

よく「塩分の取りすぎはいけない」という言葉を聞きます。

確かにそれはわかります。

でもちょっと視点を変えて、“濃度”つまり濃さで考えてみましょう。

例えば、推奨されている1日の塩分量6グラム。

この塩分量6グラムですが、水1リットルに対する6グラムと、3リットルに対する6グラムは同じでしょうか?

これは味見してみれば違いは歴然ですね。

同じ塩分量6グラムでも、内面は大きく差が出てきます。

つまり何が言いたいのか。

水分が不足してくれば、身体の中もものが必然的に濃くなってきます。

濃くなれば当然ながら流れもスムーズではなくなるし、様々な処理作業に負担がかかってきます。

「血液ドロドロ」なんていうのはよく聞きますね。

もし食べ過ぎてしまったり、お酒を飲み過ぎてしまった場合は、それに見合った水分を摂取することが大事になってきます。

④ そもそも生き物は水分がほとんど

これはもう言うまでもありません。

人のほとんどが水分でできています。

足りなくなるということは、人の基本的な構成要素が足りなくなるということ。

ここまで説明したような、様々な不調の原因へと繋がってきます。

ここで、ちょっと違った観点から話をします。

皆さん、スーパーなどに売っている「お肉」を想像してみてください。



とても瑞々しいですよね。

これって、引っ張ったり叩いたりするとどうでしょう。

割と簡単に形を変えますよね。

「何を言っているんだ?」という感じですが、ここが重要です。

水分が少ないと、根本的に組織はもろくなります。

もちろん水だけ?というわけではないですが、とりあえず今はこのままでいきます。

では逆に、

水分が少ない、例えば乾燥したビーフジャーキーなんかを思い浮かべてください。

これは引っ張るとどうですか?

そうです。

ちぎれてしまいます!

つまり、結局のところ、水分が不足している状態、もしくはそれが長期化してくると、根本的に身体の組織がもろくなってしまいます。

ケガや老化に繋がってくるのも頷けますね。

―その③―へ続く……

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんのお役に立てることを日々願います。

アストケア 百瀬

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