一般の方向け健康情報
水の重要性 ーその③-
【水の重要性 -その③― 】「水の重要性」に関する続きです。
前回の内容は、「水分が身体(調子)を維持するのに必要な理由」という話でした。
ここまで理解してくると、水分の重要性が身に染みて感じてくると思います。
意識した方がいいというより、身体のために意識すべきといった方がいいのではないでしょうか。
では、
今回はその続きです。
水分摂取のための工夫!
ここまでのお話で水分の重要性がわかったと思います。
しかし、その重要性がわかってもなかなか十分には実行しきれないもの…
それは、皆さんすでにパターン化した生活習慣があるからです。
ここでは私が実際に行った内容や、お客さんに伝えた中でうまく実行に繋がった方法をお伝えします。
① 常に持ち歩く
これはもう初歩中の初歩になります。
一日に必要な水分の目安を知ったとしても、その量に面食らって気負いしてしまうもの…
「はたして一日にそんなに飲めるか?」
というように。
もちろん、大丈夫です!
こまめに飲めば、ちゃんと飲めます。
例えば、一日に必要な水分量の目安1.5?~2?
これを確かに目の前にドンと置くと、身構えますね。笑
もともと、あまり水分を摂取できない方の特徴は、生活や仕事と水分をとる行動が分けられている傾向にあります。
例えば、お茶の時間に水分をとるなど。
お仕事内容によっては仕方がないケースもありますが、やはり基本は「小まめに摂取する」です!
そのために、日常的に水を持ち歩くことが大切なポイントとなってきます。
「常に水を携帯する」これを心がけてみてください。
一作業ごとに、少し水を飲むといったような感じです。
冬場なんかは冷たい飲み物が身に染みるので、かえって持ち歩いていた方が常温になって飲みやすいですね。
② ウォーターサーバーを導入
水に対して、「やはり味気なくて飲み続けられない」という方は、ウォーターサーバーを導入するもの一つの手段です。
一見、値段が高いよう印象がありますが、毎日ミネラルウォーターをペットボトルで買うのと大きく違いはありません。
それどころか、結果的に安くなる場合もあります。
私個人もそうでしたが、サーバーを導入することで、水への意識がより特別なものにかわり、日常的に「水を飲む」ということを意識しやすくなりました。
他にも、メリットはあります。
・飲みたい分だけ用意できる
・お湯も出るので、好みの状態に温度調整できる
・なんか部屋にあるとかっこいい!(これは個人差あります…)
などなど
どうやら、たくさんの種類のウォーターサーバーが出ているので、一度調べてみるのもいいのではないでしょうか。
③ それでも水に飽きた
それでも継続して水ばかりを飲んでいると、飽きてきてしまうもの。
なんか刺激が欲しい…
これすごくわかります。
そんなときは、「炭酸水」もオッケーです!
(もちろん無糖のもの)
ひと昔前は、「炭酸」は「あまり身体にはよくないもの」というイメージがありましたが、それは加糖(清涼飲料水)のものです。
現在は違います。
むしろ炭酸の美容面に関する報告もあり、健康のために生活に取り入れている方も多くみかけます。
時々、刺激が欲しいという方は、炭酸水も水分補給の手段としてご検討ください。
刺激があるので、胃腸が敏感な方は注意が必要ですが。
他にも、カフェインレスのお茶類も以前より手に入りやすくなったので、お店で探してみるのもいいですね。
以上、ここまでで、「水の重要性」に関しては一旦完了です。
また時が来れば、話題に上がってくると思いますが、その時もぜひお付き合いください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんのお役に立てることを日々願います。
アストケア 百瀬
Total Body Conditioning AST CARE
HP:https://www.ast-care.com/
〒399-0033 松本市笹賀 2035-3
TEL:070-1189-0033
MAIL:tbc.ast.care@gmail.com
定休日:日曜日 他不定休
受付時間:9時~20時
完全予約制
※ご予約は2日前までにお願いします
水の重要性 ーその②-
【水の重要性 -その②― 】「水の重要性」に関する続きです。
前回の内容は、「なぜ水分が不足しやすいのか」という話でした。
知らず知らずのうちに、身体の中の水分は不足しやすくなります。
その原因を理解し意識していけば、しっかりと水分を摂取していくことができます。
では、
今回はその続きです。
水分が身体(調子)を維持するのに必要な理由!
① 水分が流れを作る
私たち生き物は、口から入れたもの(食べ物、飲み物、空気)で日々生きていけることは言うまでもありません。
その生き物が健全でいるためには、もちろんですがその元となる源(栄養、水分、酸素)が必要になります。
でも、それは決して摂取しっぱなしではいけません。
必要なものはあくまで必要な分だけ。
不要となったもの、いわゆる老廃物や毒素はきっちりと身体の外へ出す必要があります。
しかし、この老廃物や毒素を排出する働き、
必ずや自然に心配なく起こり得るものではありません。
代表的なものは、例えば便秘です。
本来出すべきものが、自然に出にくくなる代表例です。
「入ったら不要なものは出す」
この、身体にとっての基本的な大原則を作り出すためには、次から次へときちんと送り出す“流れ”が必要です。
その流れを作るものはなにか?
それはもちろん水分です。
皆さんの身近に川はありますか?
いかがでしょう。
川も身体と似ていて、しっかりと水の量があって流れているときは、スムーズに流れます。
ところが、
流れる水の量が少ないとどうでしょう。
流れてきたゴミや汚れが途端に目立つようになります。
それだけ、“流れ”というものは大事であり、それを作り出すのは水分そのものなのです。
② 体調を作る自律神経に関与
皆さん、自律神経というものをご存知でしょうか?
以前より、テレビや本などで取り上げられる機会が増えているので、「知っている」という方も増えてきたと思います。
「〇〇の原因は自律神経かも?」や、
「その原因、実は自律神経が問題かも」
というような感じです。
いかにも、急に自律神経がトピックスとしてあがってきたので、自律神経というものが一つの独立した分野として思われがちです。
ですが、この自律神経。
人が生きていくうえでは絶対に切っても切り離せないものです。
自律神経とは、循環器や呼吸器などすべての機能を調整しているもの。
つまり、痛みや不調の裏には必ず自律神経が関わってきます。
「これは自律神経が原因だ」「これは自律神経が原因じゃない」
というものではありません。
それでは本題です。
では、その自律神経と水分がどういう関係があるのか?です。
人は身体のほとんどが水分でできているのは言うまでもありません。
また自律神経に関しては別で深く触れますが、
この自律神経は、体内の水分の量が少なかったり、もしくは多すぎたりすると、必ず影響を受けます。
長期化すれば尚更です。
つまり、水分摂取が適切でないと、身体をコントロールする自律神経がまともに働くことができないのです。
それだけ水分は健康を維持するうえでは、基本的な柱となるのです。
③ 意識すべき“濃度”
急に理科の実験のような言葉が出てきましたが、お許しください。笑
でも、この“濃度”を理解するのはとても重要です。
よく「塩分の取りすぎはいけない」という言葉を聞きます。
確かにそれはわかります。
でもちょっと視点を変えて、“濃度”つまり濃さで考えてみましょう。
例えば、推奨されている1日の塩分量6グラム。
この塩分量6グラムですが、水1リットルに対する6グラムと、3リットルに対する6グラムは同じでしょうか?
これは味見してみれば違いは歴然ですね。
同じ塩分量6グラムでも、内面は大きく差が出てきます。
つまり何が言いたいのか。
水分が不足してくれば、身体の中もものが必然的に濃くなってきます。
濃くなれば当然ながら流れもスムーズではなくなるし、様々な処理作業に負担がかかってきます。
「血液ドロドロ」なんていうのはよく聞きますね。
もし食べ過ぎてしまったり、お酒を飲み過ぎてしまった場合は、それに見合った水分を摂取することが大事になってきます。
④ そもそも生き物は水分がほとんど
これはもう言うまでもありません。
人のほとんどが水分でできています。
足りなくなるということは、人の基本的な構成要素が足りなくなるということ。
ここまで説明したような、様々な不調の原因へと繋がってきます。
ここで、ちょっと違った観点から話をします。
皆さん、スーパーなどに売っている「お肉」を想像してみてください。
とても瑞々しいですよね。
これって、引っ張ったり叩いたりするとどうでしょう。
割と簡単に形を変えますよね。
「何を言っているんだ?」という感じですが、ここが重要です。
水分が少ないと、根本的に組織はもろくなります。
もちろん水だけ?というわけではないですが、とりあえず今はこのままでいきます。
では逆に、
水分が少ない、例えば乾燥したビーフジャーキーなんかを思い浮かべてください。
これは引っ張るとどうですか?
そうです。
ちぎれてしまいます!
つまり、結局のところ、水分が不足している状態、もしくはそれが長期化してくると、根本的に身体の組織がもろくなってしまいます。
ケガや老化に繋がってくるのも頷けますね。
―その③―へ続く……
最後までお読みいただきありがとうございました。
皆さんのお役に立てることを日々願います。
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水の重要性 ーその①-
【水の重要性 -その①― 】身体の健康を考える、今からとても重要なことを言います。
それは……
「水はとても重要!!」ということです。
「いや、それ当たり前でしょうが!」
そんなツッコミ声が聞こえてきそうですが、聞いてください。
なぜ改めて“これ”を言うかというと、
うちに来られる痛みや不調を抱えているほとんど方が、水分が不足しているからです。
なかには、「私は意識して飲んでいるのですが…」という方もいらっしゃいますが、身体をチェックしていくと、やはり水分が不足しています。
なぜ水分が不足しやすいのか??
水分が不足しがちになってしまうには、いくつか理由があります。
① 簡単に手に入る「お茶」「コーヒー」
皆さんご存知の通り、コンビニエンスストアや自動販売機が時代と共に非常に普及してきています。
出かけついでに、ついつい便利なので利用してしまいます。
それもあってか、「お茶」や「コーヒー」を水分の代わりとして、日常的の飲む方が多く目につきます。
確かにわかります。
私も、コーヒーを飲むことがあります。
しかしながら、忘れてはいけません。
これらの飲み物は「カフェイン」が多く含まれています。
「カフェイン」は眠気の防止に役立つとして、普段の生活や仕事のお供となっていることが多いですが、その「カフェイン」には忘れてはならない作用があります。
それは「利尿作用」です。
利尿とは、尿の排泄を促す作用をいいます。
言い換えると、半ば強制的に、身体の水分を外へ出してしまいます。
結果として、身体に必要な水分が不足しやすくなってしまいます。
② 感覚が鈍ることで起こる勘違い
皆さん、夏場はのどが渇きやすいのに、冬はあまりのどが渇かないなと感じることはありませんか?
多くの方が一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
これには理由があります。
普段、皆さんが感じる味覚、聴覚、視覚、触覚といった感覚は、急は変化には敏感に反応しやすいですが、ゆっくりとした変化には対応しにくいという特性をもっています。
夏場だとどうでしょう。
外が暑く、動けば動くほど汗が出てきます。
結果として、すぐに神経がそれを感じ取り、「喉が渇いたな」という感覚につながります。
しかし、冬場はどうでしょうか。
基本的には「寒さ」を感じて生活しているので、夏場より急速に水分が身体から抜けていくことはありません。
しかも、湿度が低い時期なので汗として出てもそれを実感しにくい季節となっています。
なかには「水分=冷たいもの」という、なんとなくな認識を持っていることも多いので、冬場は意図的な水分摂取が減る傾向にあります。
でも、冬場だからといって身体の中の水分が保たれている訳ではありません。
必要に応じた水分摂取が必要なのは、夏場も冬場も同様です。
③ 水分摂取とはならないアルコール
アルコールを水分の代わりに生活上の水分摂取としている人も少なくありません。
アルコールに関してもですが、「お茶」や「コーヒー」と同様に利尿作用があります。
またアルコールは体内に入ると、身体に無害なものに分解し処理する必要があります。
そこに、多くの水分が必要になるのです!
なので、むしろより多くの水分摂取をしていかないと、知らぬ間に脱水状態となってしまいます。
少し話が脱線しますが、
アルコールを摂取して入浴するのは本当に危険!
温かさで発汗が促され、アルコールの分解に必要な水分が減少→結果として、体内のアルコール濃度が上がってしまいます。
以前、公共浴場で入浴されている方が救急搬送される場面に何度か遭遇しました。
飲食ができる施設が含まれた公共浴場だったので、どうやら飲酒してから入浴をしたようです。
「ちょっと飲み過ぎたからアルコール抜いてくるはー」と話している入浴へ向かう声も、周囲から聞こえてきます。
せっかく気分もリフレッシュ、そして疲れた身体を癒しに行った浴場ですから、こうなってしまっては本末転倒。
それどころか、ケースによっては取り返しがつかないことにということも十分あり得ます。
なので、アルコールは液体ですが、「水分」として捉えてしまうのはあまりに危険です。
④ 水を飲むことへの抵抗感
来られたお客さんに、水分摂取をすすめるのですが、結果的にすんなりと飲めないという方がいます。
理由は簡単。
今までに水を飲む習慣が乏しいのと、水に味がないということで飲むのに抵抗を感じるからです。
確かに、今までに味のあるものを中心に摂取してきたので、これはうなずけます。
でもだからといって、水を飲まなくていい理由にはまったくなりません!
これに関しては、慣れです。笑
私も最初に水を飲み始めたばかりは、飲み切れず残してばっかりいたことがありました。
すごくよくわかります。
でも習慣的に飲んでいくと確実に慣れます!
今までに飲み慣れていないからです。
―その②―へ続く……
お読みいただきありがとうございました。
皆さんのお役に立てることを日々願います。
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